CG啓明館 - 神奈川県・横浜市の中学受験専科塾

CG啓明館事業部長 渋田先生日記

2019年7月17日

だんし考

落語家 立川談志さんの名言。大人用。

 

□落語は忠臣蔵の(討入りした)四十七士じゃなく、逃げちゃった残りの赤穂藩士二百五十三人が、どう生きるかを描くもんだ

 

□人間関係は良い誤解か、悪い誤解

 

□人間は自分を安心させるためにいろんなところに帰属するし、他人を見る時どこかに帰属させることで安心します

 

□(弟子全員に入門前に語っていた言葉)修業とは矛盾に耐えることだ

 

□一緒になって同意してくれる仲間がいれば更に自分は安定する

 

□師弟とは価値観の共有である

 

□己に自信の無い奴が常識に従う

⇒最近、ユーチューブで「アレン・ジョンソン」(陸上ハードル選手)の動画をみました!

 

□イイ奴とは自分に都合のいい奴である

 

□幸運な人生の人には敗者、弱者の心情はわからない

 

□尊敬されて、仕事があって、発想も、状況を把握できる頭脳もまだある。それを幸せと言わずして何というか

 

□俺は馬鹿に嫌われるのが得意だ

 

私が一番好きなのは、

 

□落語とは人間の業(ごう)の肯定

 

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天台宗大阿闍梨の酒井雄哉氏が、「一日一生」(朝日新書)の中で書かれていた体験談。ぜひ、受験すること・塾に通うこと・勉強できることのありがたさをじんわりと子どもたちに感じてほしいと思います。

 

□中国の九華山というお地蔵さんの聖地は、聖地にたどり着くまでに、25度~30度くらいの急こう配の道が7キロ続いています。そのうちの4キロまでは自動車で行けるんだけど、そこからは徒歩になります。

 

<後ろの方から、小学3年生くらいの子と小学6年生の子が、建築の材料をザルに入れて大人の列について上ってくる。「あのおじさんたちはいくらもらっているの?」と聞いたら、「上まで運んで150元(当時の日本円で1500円)」という。「じゃああんたたちも150元もらえるの?」と聞いたら、「違う。私たちはこどもだから半分なんだ。持っているものが半分だから半分しかくれない。75元なんだ」>

 

スキーをやる方はお分かりだと思いますが、30度というのはとてつもない急斜面です。

 

<「もらったお金はお父さんやお母さんにあげるの?」と聞いたら、「違う。ノートと鉛筆を買いたい」という。「ノートと鉛筆でどうするの?」と聞くと。「それで勉強して北京に行きたい」とはっきり答えた>

そうやって頑張ってきた人たちは根強い。簡単には負けない。

 

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□「わかりやすい文章にするための3つのポイント」

 

①「一文を短く」

・一文を書く時のポイントは、正確さ、わかりやすさ、美しさの三つである。正確さは、ビジネス文書などでは当然だし、わかりやすさは、小学生が相手なら大事なことである。たとえば、「G20サミット」は、主要先進国19カ国プラスEUの首脳会合だが、自分は小学生にとって長すぎる表現はよくないと思った。それで「G20」を主要先進国20カ国とし、「地域」という言葉を外して表した。ところが校閲からは、EUは国ではないので「地域」という言葉が必要だと言われ、正確さを要求された。それで、「地域」という言葉を入れた表現に修正した。

・一文を短くすると、わかりやすくなり、リズムがよくなる。たとえば、「今日は雨が降っていたので塾に行きたくないと思い、お母さんにそう言ったらしかられた。」は、「今日は雨が降っていた。塾に行きたくないと思った。お母さんにそう言ったらしかられた。」のように、一文を短くするとよい。

 

②「かかる言葉は順番に注意」

・かかる言葉が二つ以上ある場合は、順序に注意する。

たとえば、「かわいい帽子をかぶった女の子」は、「かわいい」と「帽子をかぶった」と、説明する表現が2つ続く。したがって、言葉の順序を工夫しないと、「かわいい」のが「帽子」なのか「女の子」なのかわかりにくい。そこで「帽子をかぶったかわいい女の子」とすれば、「女の子」が「かわいい」ことがはっきりする。また、「大きな熊のような犬」の場合、「熊」はもともと大きな動物なのに、「大きな」という言葉がつくとものすごい大きさの「熊」になり、その表現全体が「犬」にかかると、とてつもなく大きな「犬」を表すことになる。そこで「熊のような大きな犬」とすれば、「犬」の大きさがうまく伝わる。このようにかかる言葉をどこに置くかは大事で、書く順序を間違えると、伝えたいことが違ってしまうので注意が要る。

 

③「意味が重なってない?(重語)」

・大学の非常勤講師をしているが、大学生の書くものの中にも重語は多い。たとえば、「馬から落馬する」は「落馬する」、「貯金を貯める」は「貯金をする」でよい。よく間違えるのは「過半数を超える」で、「過半数」にはもう「超える」という意味が含まれているから、「半数を超える」、「過半数になる」という言い方が正しい。「満天の星空」も、「天」と「空」が重なっているので「満天の星」が正しい。

 

CG啓明館では、小学5年生と希望者の小学6年生が朝日小学生新聞の「ニュース作文コンクール」に、今年度も出場します。入試で記述が増えているから・・とかだけではなく、骨太のコミュニケーション力をつけた生徒たちをたくさん輩出していきたいと思います。

 

 

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6月29日(土)10:30~12:00に「記述力強化のための教育講演会」を開催させていただきました。

スペシャルゲストとして、一色清さん(朝日新聞社教育コーディネーター 朝日小学生新聞「天声こども語」筆者)、吉田由紀さん(朝日小学生新聞編集部デスク 「天声こども語」担当編集者)をおむかえしました。

200名収容の会場が満席近くになる大盛況な会でした。

講演内容を一部抜粋いたします。一色さんは、アエラの編集長を経て、現在もテレビなどでもご活躍です。

 

□「文章を書く時に考える5つのポイント」

 

①「だれが読むか」

・たとえば、相手が先生か友だちかで、書き方は違う。友だちなら省略してもわかる部分があり、それ

ほど丁寧な書き方をしなくてもいいが、先生ならば、丁寧に書くことが必要になる。一般的に、不特

定多数の読者を相手にするならば、丁寧な書き方になる。

 

②「テ・メ・エを決める」

・「テ・メ・エ」とは自分の造語で、「テーマ・メッセージ・エピソード」のことである。

1「テーマ」……「天声こども語」の場合、何について書くのかを決めるのが大変で、小学校高学年の子どもを想定して、何を書けばわかるか、喜ぶかを考える。木曜に原稿を出すが、木曜の朝の新聞からテーマを探したり、通勤時に考えたりする。突然テーマが降ってくる時もある。これは料理を作る場合、何にするかを決めるのと同じようなものだ。作文を書く時も、テーマを決めるのは難しい。読書感想文の場合は、課題図書があるならよいが、自分で何の本を読んで書くかを決めるのは難しい。

2「メッセージ」……何を伝えたいかも大事である。

3「エピソード」……何をもって伝えるかも大事である。料理なら、どの材料をそろえたらいいかを考えることと同じだ。

 

③「4コマ漫画のように(起承転結)」

・一つの文章を書くために、ストーリーを作ることが大切である。

・朝日新聞の「4コマ漫画」としては、昭和期に「サザエさん」があったが、今は「ののちゃん」がある。朝日小学生新聞の場合は、「ジャンケンポン」が長期連載により、ギネスブックに載った。

・「4コマ」は、リズムよく流れるのが特徴である。「起承転結」は中国の人が詩を書く時のやり方だが、

全てがこれにあてはまるわけではない。「序論・本論・結論」という三つの部分で書くやり方もある。

・「ののちゃん」の漫画を見ると、「起…テーマを示す」、「承…テーマを膨らます」、「転…場面を変える」、

「結…締めくくる」という流れがわかる。

 

④「字数を決める」

・文章を書く時は、原稿用紙を何枚使うのかを決めるのがふつうだが、「天声こども語」の場合は「374字」、「天声人語」の場合は「606字」と、字数がぴったり決まっている。また、「。」や「、」や閉じるカギカッコなどが文頭に来てはいけないなど、ルールが多い。しかし、ルールの多い方が、文章修業にはよい。今はネットなどに長々と文章を書くことがあるが、人に見せる文章で美しいものにするならば、だらだら書いてはいけない。

・長く書いたものを刈り込んだり、間違いを修正したりすることによって、文章は良くなる。これは植木のせん定と同じである。植木は放っておけば、暗く鬱そうとしてしまうが、葉や枝を切り落として、風通しをよくすればうまく育つ。一方、文章も刈り込むことが必要だが、せん定すると全体が崩れたり、「。」や「、」が文頭に来たりするなどの変化が起きることがある。また、全体の流れや印象が変わってしまうこともあるので大変だが、それを整えるのも文章修業の一つである。

 

⑤「何度も読み返す(推敲・すいこう)」

・「推敲(すいこう)」とは、文章の字句を何度も練り直すこと。中国のある詩人が門を「推す」と表現するか、「敲く(たたく)」と表現するかで迷った時に、ある人の助言を得て「敲く(たたく)」に決めたという故事に基づく。

・「寝かせる」

書き終えた文章はまず「寝かせる」ことが大事である。なぜ「寝かせる」のかというと、人は同じ心でいつも安定しているわけではないからである。たとえば、ある時は激しい思いになったり、ある時は暗い気持ちになったりと色々な状態になる。それが1日経つ、あるいは2、3時間でもおくと心が変化してくる。そして、その時点で文章を読み直すと、恥ずかしく感じる部分もある。だから、書いたものを寝かせて、心の動きが変わった時に読み直し、良くないところやリズムのおかしい部分に気づくということが大事なのである。自分は、「天声こども語」を吉田由紀さんに送る前に2、3時間おき、その後読み直して、表現を修正している。

・「音読する」

文章を書いた後、社内では「音読」ができないので、家で「音読」することがある。声に出すことで、文章のリズムの悪い部分がわかる。

・「人に読んでもらう」

自分はデスクの人に書いたものを読んでもらう。読んでもらった人の感想を聞くのも、文章をより良いものにする一つの方法である。

 

メディアの最前線にいらっしゃる方の講演内容なので、参考になることばかりです。

明日は、第2弾を。

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私立暁星中学校の安次嶺隆幸先生の話。将棋を取り入れた教育をなさっています。

<将棋で言えば、投了(=負けを認める)から感想戦までのプロセスが「気持ちを折りたたむ」ことにほかならない。私たちは子どもたちにも、一局が終われば必ず感想戦をさせている。そして将棋に限らず、このような時間をもつことが子どもには欠かせないのである。思えばむかしの子どもたちのほうが、一日の終わりに気持ちを折りたたむ時間に恵まれていた気がする。夕食の団らんのときに、きょう学校で何があったかを親に話す。親がそれについて感じたことを伝える。それによって子どもは、きょう一日の自分のふるまいを見つめなおし、客観的にとらえなおすことができた。ところがいまは、世の中の強迫観念的なスピード化と情報化に親子ともに追われてしまい、親はつい「早くしなさい」「早く寝なさい」としか言わないタイムキーパーになってしまいがちである。それでは、子どもたちは気持ちを折りたたむことができないまま一日を終えなければならない。>

 

夜は気持ちよく寝て、朝元気に起きるのが一番だと私は思います。

 

安次嶺隆先生のお話、もう一つ。

 

<子どもの伸びしろをつくるために大切なことがもうひとつある。それが「間違えることを恐れない」ことである。>

□この詰将棋を解いてください。ただし答えが間違っていても、1手しか書いていなくても、何か記入してあればすべて正解とします。

 

というアンケートに対して、少なくとも何か書いた生徒は、

1984年=78%

2005年=43%

 

「間違えてはいけない」「間違えたら恥ずかしい」という気持ちを植えつける教育が浸透してしまった結果として、衝撃的な結果です。

 

私は記述の添削で、「まずは書くこと」のハードルが年々高くなっているのを実感します。

 

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