グラブスイッチ
1988年ソウルオリンピックで日本と対戦して完投、アメリカを金メダルに導いたジム・アボット投手。先天性右手欠損というハンディキャップを抱え、巧みにグラブを持ちかえて(グラブスイッチと名付けられました)、左手のみで投球、捕球、送球を行った選手です。
<誰だって、人生の障害と戦っている。オレの場合は指が4本ないことだ。小さいころ、両親はいつも、オレが前向きな人間になるように励ましてくれた。父親は、オレが他人に会うときは、「こんにちは、ぼくはジム・アボット」と挨拶をして握手をするようにせっついたよ。オレが自分の手のことで引っ込み思案になるのを、父親は一番心配していたんだ>
少年期の頃に試合で相手チームが全員バントをしてきたことがあり、それをきっかけに守備を努力しようということになりました。タイトルにあるグラブスイッチは、父親考案です。