啓明館 - 神奈川県・横浜市の中学受験専科塾

啓明館事業部長 渋田先生日記

2020年10月5日

死を待つ人の家

渡辺和子さんの「面倒だから、しよう」(幻冬舎)より、「死を待つ人の家」の記述があります。

 

<カルカッタに「死を待つ人の家」と呼ばれるマザー・テレサの施設があります。路上などで死にかけている貧しい人たちが安らかに死を迎えるための場所です。そこにいる人たちは、ほとんどが望まれずに生まれた人たちで、人々から邪魔にされ、ついには、自分は生きていても生きていなくても同じだ、むしろ生きていないほうが世の中のためではなかろうか、神も仏も助けてはくれなかった、そういう思いを抱いた人たちです。それが「死を待つ人の家」では、生まれてから飲んだことのない薬を飲ませてもらい、受けたことのない温かい人手をかけてもらう。また、名前や宗教を尋ねられ、一人の人間として認めてもらうのです。看護の「看」という字は「手」と「目」と書きます。お薬などももちろん大事ですが、看護の原点は温かい手とまなざしであり、そのぬくもりにより人の心は癒され、満たされるのです。>

 

 

手当てしても死んでしまうに違いない人に高価な薬を与えるのは、一見すると無駄なようにも思えます。しかし、「愛とは能率や効率を考えないもの」という大事な教えです。

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