啓明館 - 神奈川県・横浜市の中学受験専科塾

啓明館事業部長 渋田先生日記

2021年8月14日

愛という名の暴力

親子関係(教師と生徒、上司と部下でも可)でよく見られることですが、「あなたのためよ」と言ってズレたものが押し付けられることがあります。「あなたのためを思って言っているのよ」という言葉が、よくよく吟味してみると「親の体面を汚さないで欲しい」とか「親の言うとおりになってほしい」だったりする。しかも厄介なことに、それは「親の愛」だと世間では美化され正当化されている。しかし、「親の望むとおりに」ということは、どんなに「親の愛」として偽装したとしても、その正体はやはり「欲望」なのです。

 

スイスの心理学者アリス・ミラーはそれを「愛という名の暴力」と呼びましたが、この「愛」に偽装された親の「欲望」ほど、子どもをゆがめるものはありません。むしろ悪意のほうがまだ罪が軽いくらいです。なぜなら、自分に向けられた悪意に対して、人は拒絶や反発をする余地がある。しかし、「良かれと思って」と相手の善意によって向けられたものについては、拒絶も反発もしづらいものです。例えば、親しい人から「これ、あなたが喜ぶと思って買ってきたの。大事にしてね!」と、まったく自分の趣味に合わないお土産をもらったときのように。

 

おまけ

・男の子に長期戦を戦わせるのは大変だと頭に入れておく。その上で、毎日の計算問題や漢字練習を忘れずにやっていたら、これまでにないくらい歓喜することが大事。(でも、次の日にやらなかったからといって逆上しないこと。やるときはやる、やらないときは全くやらない、というのが男の子の特性)

 

・女の子は、もうやめなさいと言いたくなるほど長い時間、じっと机に向かっている。これは申し分のない学習態度に見えるかもしれないが、小学生がひとつのことに集中できる時間はそんなに多くない。途中で可愛い鉛筆のイラストをながめたり、ノートの端にマンガを書いていること多し。

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