啓明館 - 神奈川県・横浜市の中学受験専科塾

啓明館事業部長 渋田先生日記

2021年9月30日

何度でも

「考える力(海竜社・外山滋比古)」を読みました。読むときの音楽は、ドリカムで。

 

□赤ん坊が歩き始める時に何度も転ぶ。どんなに運動神経の発達している子でも、一度も転ばずに歩けるようにはならない。一度や二度ではなく、何度も転ぶ。赤ん坊は転んで怪我などないように丸丸太っているのだという。

 

□「所謂頭のいい人は、いわば脚の速い旅人のようなものである」頭の悪い人が頭のいい人に勝つことがある。脚の速い人は、富士山の裾野まで来て、そこから頂上を眺めただけで、富士山の全体がわかったようなつもりになって帰ってくる。富士山はやはり登ってみなくては十分にわからない。

 

 

□俗説だが、富士山に降った雪がとけて流れて斜面に降りて、伏流水となって関東平野へとどいて噴出するようになる。それまで三百年を要するという。

 

 

□ある目的に向かって、研究・実験などが今行われているとき、なかなか成果が上がらないことが多い。その途中でまったく思いもかけなかった新しい知見が飛び出してくる。それがセレンディピティである。第二次世界大戦後、アメリカの海軍が、敵潜水艦の接近を探知するために高性能の音波探知機の開発に没頭していた。あるとき正体不明の音の波のようなものをキャッチして研究陣は色めきたった。しかし、いくら調べても音源が分からない。あれこれ探索して、とうとう音波をつきとめた。なんとイルカの発信しているものだった。これがイルカも言語をもっているらしいという発見につながった。

 

 

□ものを考えるのは「なぜ」という疑問が前提になる。疑問は知の父であり、思考の母であるように思われる。日常、その疑問を忘れずに生きれば、われわれは知らず知らずのうちに思考する力を身につけるようになる。

 

 

 

 

最後に、第一志望の過去問をやり始めて、少し簡単な学校に切り替えようか?と迷ったときのためのひとこと。

 

□難事に挑むのは、不成功に終わっても知的効果を生む。

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